ルクの報告

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この写真はルクが依託になる前、4日間センターでパピーの世話をしてくれた、フルールママさんが写メで撮ってくれた写真。「チビルク」です。こんなお顔でした。

そんなルクの報告です。

水曜日に(8月29日)にセンターのルク担当訓練士さんから電話がありました。
ルクはお婿さんに行く事になりました。PR犬や介助犬の適正を判断していただきましたが
ルクは家庭に入って、お家ワンコとしてその家族を癒す事が一番あっているとの判断でした。

以前私は、盲導犬候補犬として育てたのだから、盲導犬になって欲しい!と心底から思っている、ブログに書きました。そして心底から願っていました。ウォーカーとしては普通の考えですよね。それは人間からみた考え方でした。ここまでやったのだ!ルクがんばって、盲導犬になって!お願い!なんて思ってました。思っていたはずなのですが、ある時からワンコの立場になったらどうよ?!って考えに段々変わって来ていたのです。勿論お仕事犬として楽しんでその仕事ができるなら、良いのです。楽しいのですから、でもルクがそれを楽しんで出来なければ苦痛以外の何者でもなく、ルクは不幸なのです。そう考えたら、私は今までなんて事を考えていたんだろう!?私は自分のした事に対して誰かに評価して欲しかったんだろうか?きっとそうなんだ!って思ったら、情けない自分に本当心底嫌になりました。自己嫌悪です。

ルクを入所させてから今日まで、ココロの葛藤は常にありました。その中で「自分はパピーウォーカーというボランティアには向いていないのでは?」と思った事も何度もあります。来る日も来る日も気がつくとメソメソして、泣いてばかりいました。ウォーカーを続けるって事は、この繰返し、最初からこれでは先が思いやられる!大丈夫なのか?続けられるのか?自分に質問してばかりで、なかなか答えは見つかりませんでした。しかしそう言う中でも、ありがたいのは先輩ウォーカーさんからの言葉や、沢山の仲間達の言葉。私を支えてくれる人達の心遣いに助けられ、励まされ、背中を押され、ここまでこられたのだと思います。私の住む宮城にはパピーウォーカーさんが10家族しか居ません。ちょっと寂しいです。訓練センターがあるのに、もっと感心を持ってくれる人が増えてくれると良いな・・って思っています。もし、私がここでウォーカーをやめてしまったら、その気持ちは嘘になってしまうのでは?!本当に口で言うのは簡単です。実行する事が難しい・・これはもう何に置いてもそう思います。

ルクを引き取ってウォーカーをやめる事もできました。しかし、現実的にはとても難しい事です。「転勤族」という事実があるからです。今は一緒に暮らす事が出来る状況です。もしかしたらこの先、仙台へ帰ってそのまま、ずっとその近辺での移動になる事もありえます。ただ、それは100%ではないと言う事です。100%ではないのに、安易に今、ルクが愛おしいから、一緒に暮らしたいから、と言って、ルクを引き受けて、一緒に暮らせない状況になった時、私達はルクにまた寂しい思いをさせる事になるのです。それだけは、出来ません。ルクの事を大好きで、大好きで、ひとときも離れたく無いぐらい愛していても、その事実がある限りはルクを引き取る事は出来ません。それならば、ルクと一生一緒に居てくれる新しい家族と共に、のんびりと過ごして欲しいと思うのです。それがルクにとっての一番の幸せだと思うからです。いえ、それがルクには一番の幸せなのです。

ルクは人と一緒に居る事が大好きです。キッチンに居る時には、仕事をしている下でダウンをしていました。私がキッチンで一人で泣いている時、静かに寄り添って、いつまでも一緒に居てくれました。あの温もりは忘れられません。家族の中できっと一番私を知っていたのはルクだと思います。そして旦那の事を一番知っているのもルクでしょう。ルクは本当に沢山癒してくれました。たった10ヵ月でこれだけの思い出ができたのです。なので、きっと新しい家族の所へいっても、ルクはいつも誰かに寄り添って、時には思い切り遊んで、大きな体で沢山甘えて、大切にしてもらえると思うのです。どこに行っても愛される様に育てて来ました。家族の幸せはルクの幸せ、ルクの幸せは家族の幸せ。そんな思いです。

これからルクはどんな家族に迎え入れてもらえるのか、ドキドキしながらその返事を待つ事にいたします。ちょっと寂しいけど、今ルクに必要なのは私達の姿ではなく、新しい家族の姿だと思うので、面会に行く事は控える事にしました。勿論この先、パピーの依託があるので、あう事はあるかもしれませんが、わざわざ会いに行く事はしません。
ルクは新しい家族との思い出を積み重ねて行って欲しいのです。ルクは婿入り準備なのです。

そしていつの日か新しい家族の一員となったルクの姿を見る事ができたら幸せだな・・って思うのです。ルクの幸せな姿、それが私達にとって最高の幸せなのです。

ルクの婿入り先は、協会でキャリアチェンジウォーカーボランティアリストの中からルクの性格に合う家族を捜している状態です。また、ルクの兄弟犬の方のお知り合いにも、ルクとの生活をしてみませんか?と聞いていただいている所です。本当に嬉しいお話です。

あともう少し、ルクの行き先が決まるまで、このブログに書き込んでいこうと思います。
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by go-go-luke | 2007-08-31 22:08


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